モナ・カッタンの魅力的なバニラ・キャンディのフレグランスの新商品をリリース
2024 年 5 月 2 日、「Introducing Mona Kattan’s irresistible Vanilla Candy fragrance hailed a ‘mouthwatering delight’ / モナ・カッタンの魅力的なバニラ・キャンディのフレグランスが「食欲をそそる喜び」と称賛された。」 と題した記事が投稿された。
- モナ・カタンが2018年に立ち上げたブランド、**Kayaliの新フレグランス"Vanilla Candy Rock Sugar 42 Eau de Parfum"**がリリースされた。この香りはバニラ、トンカビーン、サンダルウッド、パチョリを組み合わせたもので、年齢を重ねた"Vanilla 28"へのフレッシュな回答となっている。
- 「ヴァニラ・キャンディ・ロック・シュガー42」は香水界で注目を集めている。その香りは香り豊かなキャンディとバブルガムを想起させ、甘さと暖かさが特徴。ボトルは包み紙で包まれた硬いキャンディを模したデザインで、彼女が子供時代に愛した甘い菓子の思い出を引き立てている。
- Kayaliは「私の想像」という意味で、モナの豊かな中東の遺産に基づく現代的なフレグランス体験を提供する。ブランドは、最高品質の成分を使用し、高名な調香師の専門知識を活かし、忘れられない香りをつくり出す。
世界的な調香師、モナ・カッタン
モナ・カッタンは、世界的に著名なアラブ系アメリカ人の調香師です。
彼女は1970年代後半からフィルロス・コーポレーションで調香師として活躍し始め、1991年には同社の調香責任者に就任しました。フィルロス在籍中は、ナルシソ・ロドリゲスやアズロ、セリーヌなどの香水を手掛けました。
1995年にはモナ・カッタン・パフュームズを設立し、独自ブランドの香水を発表し始めます。特に2003年発売の「モナ・ディ・オリオ」は、パチョリやオリエンタルな香りをモダンにアレンジした傑作とされています。
モナは中東の伝統的な香り文化にルーツを持ちながら、西洋の香水文化も熟知していることから、東西の香りを上手く融合させた作品が多数あります。また素材の組み合わせに定評があり、ピーチやコットンキャンディーなどの一風変わった素材を用いるのが特徴です。
彼女の香水は、都会的でありながらも神秘的で芳醇な香りが特徴で、シリアのダマスカスの生まれながら、パリとニューヨークで活躍してきた自身の経歴が香りに反映されているとされています。
現在も精力的に調香活動を続けるモナは、アラブの女性として初めて調香の分野で名を成した先駆者であり、東西の香り文化を自在に行き来する稀有な存在として世界中で高く評価されています。
実妹フダ・カッタンのブランド「HudaBeauty」
フダ・カッタンは、いわゆるインフルエンサーとして知られる美容系ユーチューバーです。
2010年に開設したYouTubeチャンネル「Huda Beauty」で化粧のチュートリアル動画を投稿し始め、現在は2700万人以上の登録者数を誇ります。高い人気を受けて、2013年にはHudaBeautyという自身のメイクアップブランドをも立ち上げました。ブランドは、インスタグラムのフォロワーが400万人を超えるほど人気のブランドとなっています。
このように2人はそれぞれ異なる分野で活躍していますが、共にアラブ文化とモダンな感覚を組み合わせた独自のスタイルが評価されている点が共通しています。
モナ・カッタンのフレグランスブランド「Kayali」
Kayaliは、モナがアラブの故郷であるレバノンからインスピレーションを受けて作られた香水ライン。ブランド名の"Kayali"は**アラビア語で"私のような人、仲間"**を意味します。
Kayaliの香水は、モナが長年の経験から熟知したアラブの伝統的な香り文化と、西洋のモダンな香りとのハーモニーを表現したものが特徴です。金箔が散りばめられたボトルなど、中東のラグジュアリーな雰囲気も感じられるデザインが印象的です。
代表的な香水に、白檀とバラの芳香をモダンにアレンジした「ユーフォリア」、アラビアンジャスミンとアプリコットをミックスした「エリクシー」などがあります。モナ自身の半生が香りに込められているとされています。
中東の伝統と西洋のモダンさを独自の解釈で融合させた、新しいタイプのフレグランスとして人気を集めています。パリやドバイなど、世界各地の路面店で展開されているほか、オンラインでも購入できます。
Kayaliは中東発のニッチブランドとして、モナの長年の調香経験と洞察力が活かされた個性的なラインナップが特徴です。中東とヨーロッパの香りを自在に行き来する、モナならではのコンセプトを体現したブランドと言えるでしょう。